Information根面う蝕
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
今日は「根面う蝕」についてお話し
してきたいと思います。
根面う蝕とは、字の通り、歯の根っこ
が虫歯になってしまう事です。
虫歯の主な原因はプラーク(歯垢)
から産出される「酸」が原因です。
歯の根っこというのは、本来歯肉に
覆われてこの「酸」から守られていますが、
歯周病などにより歯肉が下がると
露出して「酸」にさらされてしまいます。
またよく虫歯になる歯の頭の部分は
エナメル質という、比較的「酸」に
強い硬い素材で覆われています。
それに対して歯の根っこの部分は、
エナメル質よりやわらかい素材がむきだし
なため「酸」に弱く、また細菌が侵入
しやすい目に見えない管があります。
そしてその目にみえない管は神経まで
繋がっているため、根面う蝕になると
進行が早いのが特徴です💥
高齢になるにつれ根面う蝕は発症しやすく、
経年的、また薬の副作用によって唾液が
出るのが減少してしまう事が原因です。
唾液にはさまざまな働きがあります。
✔︎ 消化作用
唾液に含まれている酵素が
食べ物を分解し消化しやすくする
✔︎ 浄化作用
歯や歯間についた食べかすや
汚れを洗い流す
✔︎ 緩衝作用
むし歯菌によってつくられた
酸を中和して歯を酸から守る
✔︎ 殺菌作用
唾液中の抗菌作用をもつ成分が
細菌の増殖を抑える
✔︎ 再石灰化作用
酸によって溶けた歯を元に戻す
なので歯を守るはたらきをしていた
唾液が少なくなるとう蝕(虫歯)に
なりやすくなっていまうのです。
根面う蝕は1本から数本まとめて発生
する事が多く、痛みがないため
気づきにくいので注意が必要です👿⚡︎⚡︎
根面う蝕にならないためには、
定期的なクリーニング
通常のブラッシングでは取り除けない
汚れもしっかりと除去します。
フッ素の活用
歯科医院では高濃度のフッ素
(9000ppm)を塗布でき、虫歯を
予防します。
市販の歯磨き粉では最大濃度が
1500ppmなので高濃度と表示
されている物をホームケアとして
使用すると効果的です。
虫歯になりやすい方は歯磨きの後
フッ素を含む洗口液も用いると
予防の効果があります。
丁寧なブラッシング
1000ppm以上の高濃度のフッ素入り
歯磨き粉を使い、フッ素を歯の表面に
留めるために2分以上磨くこと。
唾液でフッ素が薄くなってしまう
ため歯磨き粉は1g(長さ2センチの
歯ブラシの2/3)以上を使用する。
歯と歯肉の境目を小刻みに、優しく
磨く。歯の根本の部分はやわらかい
ため、力をいれてゴシゴシと磨くと
えぐれてしまいます。
歯と歯の間もお掃除
歯と歯の間にも汚れはたまります。
歯ブラシでは落とせないため、
歯間ブラシやフロス(糸ようじ)も
使用していきましょう。
歯間ブラシにフッ素入り歯磨き粉
をつけて使用するのも効果的です。
根面う蝕をはじめ、虫歯にならないよう
にするためにこれらはとても大切な事です。
まずは自分のお口の中が今どういう
状態なのか、どれが汚れなのかという事を
しっかり理解する必要があります🥵
私たちは定期検診でそういった
お手伝いをしていきます🙌
最近歯科医院に行かれてないという
方はぜひ定期検診へお越しくださいね🦷