Information虫歯
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
虫歯は現在世界でもっとも蔓延
している疾患となっています。
30億人以上の人が未治療の虫歯に
苦しんでいます。
その理由は現代社会ではブドウ糖や
果糖、ショ糖などといったさまざまな
糖がふんだんに得られるためです。
この糖類はソフトドリンク、ジュース、
朝食用シリアルなど至るとこに存在しています。
虫歯は石器時代から存在していましたが
当時はほとんどの人に認められませんでした。
産業化と同時に精製された糖が手に
入るようになってから、人口のほとんど
が罹患する問題になりました。
現在では世界中のほとんどすべての成人
が虫歯を経験しており、もっとも
有病率が高い疾患となってしまいました。
しかしながら、虫歯のなりやすさと
いうのはその人によって大きな差が
あることも事実です。
虫歯はさまざま因子が重なって
できるものであり、この虫歯という
疾患を効果的に予防したり治療すると
いうのは複雑な課題です。
その人のお口の中の性質や傾向、
生活習慣など、もっとも関連する
リスクファクターにターゲットを
絞る必要があります。
○ 食物
虫歯の主なリスクファクターである糖は
糖尿病、肥満、冠動脈性心疾患の主な
リスクファクターでもあり、糖は
これらの疾患の共通リスクファクターと
呼ばれています。糖摂取を減らす事で
これらの疾患を減らす事なるのです。
○ 細菌
歯の無機質を溶かす原因である酸は、
糖類を発酵するお口の中の細菌類によって
つくられ、特定の細菌を原因菌とする
のではなく、すべてのプラーク
(歯垢)によって引き起こされます。
○ 唾液
歯やバイオフィルム(歯垢が長時間
お口の中に留まった時にできる膜)を
含むお口中の表面は唾液に浸されています。
歯の無機質の状態とお口の中の微生物の
叢を一定に保とうとする時、唾液の分泌量
と組成は重要です。
唾液分泌が減少すれば、口腔内の糖の
濃度のバランスとや口の中の酸性に
傾き虫歯のリスクが高くなってしまいます。
○ 環境因子と遺伝因子
社会の経済状況、糖の手に入りやすさ、
医療組織などの環境因子は、その社会
における虫歯のなりやすさに強い影響
を与えます。
また最近スウェーデンの研究では
遺伝因子が具体的に何かということは
明らかになっていないものの、歯の形態、
甘味の好み、唾液の組成、唾液の抗体
などが考えられます。
○フッ素
フッ素の虫歯な予防効果は主に2つ
あり、細菌による無機質の溶かされる
能力を変えることとお口の中の菌による
酸を産生をある程度阻害します。
虫歯は多因子性疾患なので虫歯になる
リスクを形成する個々の因子の組み合わせ
は多かれ少なかれ、それぞれの人の特有
のものになります。
すぐ虫歯になってしまうという方は
さまざまな原因が重なり合っている
可能性があるため一度考えていただく
必要があります。
定期検診では虫歯の有無のチェックや
また虫歯にならないよう予防のための
アドバイスもさせていただきます🙆♀️
最近歯科医院に行かれてない方は
是非検診にお越しください🙌