Information歯周病になりやすい人
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
歯周病のかかりやすさ、進行度は
人によってちがいます。
なぜちがうのかというと歯周病は
バイオフィルム細菌による感染症であり、
バイオフィルムの病原性と歯や歯肉、
歯を支えている骨などの歯周組織の
感染に対する抵抗性とのバランスに
よるものだからです。
バイオフィルム細菌の攻撃力と歯周
組織の抵抗性のバランスが均衡して
いるときには何も起こらないのです。
バイオフィルム細菌の病原性が
高くなると、あるいは歯周組織が
弱くなれば、均衡バランスが崩れて
歯周病が発症します。
均衡バランスを決めるのはバイオフィルム
の病原性(定着した歯周病菌たちと菌の量)
と歯周組織の抵抗性(遺伝と生活習慣)です。
お口の中の清掃状態が悪い状態でも
歯周組織の抵抗性が強く歯周病が
発症しない場合があれば、口腔清掃が
行き届いても、歯周組織の抵抗性が
弱く歯周炎を引き起こすのともある
など人によりさまざまです。
この均衡バランスを崩す要因は
いくつかあります。
○歯周組織を下げる要因
・生まれつき弱い免疫力 ・口呼吸
・生活習慣
(喫煙,ストレス,不健康な生活習慣,生活習慣病)
・加齢 ・唾液量の低下
○バイオフィルムの病原性を上げる要因
・悪玉歯周病原細菌 ・歯肉からの出血
・磨き残した古い ・タバコの化学物質
バイオフィルム
これらのうち、歯周病菌の種類と
患者さんの遺伝は変えられません。
しかし、菌の量と生活習慣は変えられます。
それらの要因を改善すれば、歯周病に
なりやすい人でも発症を予防できます。
毎日行うセルフケアが歯周病菌の菌量に
大きく関わります。
お口の健康を保つ主治医は患者さん
ご自身です。毎日のセルフケアが
主役で、歯科医院で受ける定期的
プロケアはそのサポートなのです。
毎日のセルフケアでバイオフィルムを
取り除き、歯周病菌の量を減らしましょう😈
菌量が少なければ、極悪菌だって悪さは
できません。歯ブラシに加え、フロスや
歯間ブラシは必須です。
歯周病は歯と歯の間からやってきます。
「歯周ポケットに極細毛先を入れて
歯肉の中のプラークをごっそりとる」
というイメージを持っているかもしれない
ですが、毛先のポケットに入れるためには
毛先を押し付けなければならず、過剰な
ブラッシング圧となり、歯肉が下がる原因
となります。
それに毛先はポケットの中に
1mm程度しか入りません。
なので毛先がポケットの底まで
届いたりすることはないのです。
歯科医院の定期検診によって
適切なブラッシングが行えれてるかも
指導させていただいていますので
定期検診に行かれてない方は
是非この機会に行ってみてくださいね🦷