PHとリスクについて

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PHとリスクについて

最近暑さは少しおちついてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?😊😊😊

 
さて今回は飲み物のPH、糖度によるリスクについてご説明しますね!
 
PHとはペーハー、ピーエイチとよばれます。
数値として0から14まであり、7が中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性とされます。
 
 
歯などが脱灰する程度はPHによってことなります。
ある研究結果によると3.9以下の飲料の場合は脱灰のリスクが高いとされています。
弱酸性(PH5〜6)の場合では、数ヶ月もさらされると脱灰はおきるでしょうが、2分間程度の短時間では脱灰は起きないことが確認されています。
PH4以下になると明らかな酸蝕が観察されています。
 
 
また酸緩衝能も影響します。
酸緩衝能とは唾液の酸中和作用により中性への変化のしやすさです。
中和されにくい(酸緩衝能が強い)酸ほど酸蝕のリスクは高いとされています。
 
糖質の摂取頻度が増えるとう蝕リスクが増すことはよくしられていますが、1日に摂取する総量もう蝕リスクに関係することがわかっています。
WHOは、う蝕予防のために砂糖の摂取を1日およそ25g以下(ティースプーン6杯以下)を推奨しています。
糖の種類によってもう蝕のなりやすさは変わります。
なりやすいのは
単糖類(ブドウ糖、果糖)
二糖類(砂糖)
といわれており、オリゴ糖などはう蝕リスクが少ないとされております。
 
 
 
次は市販飲料の中から分類分けしてみます。
①お茶
お茶は基本的にPH5.5〜6.7程度ですのでう蝕のリスクは無いです。
ただ紅茶などの加糖のものは注意が必要です。
 
②コーヒー
コーヒーも同じくPH5.6〜6.8程度なので加糖のもの以外は注意は必要ないでしょう。
 
③フルーツジュース
フルーツジュースはほとんどの製品がPH4以下であり、糖も果糖なのでリスクは高いです。
飲み方と頻度に気をつけましょう。
 
 
④炭酸飲料
糖度の低い炭酸水とフレーバー炭酸には実際糖分が含まれていないこともあります。
エナジードリンクなどはエネルギー補給の観点などで糖度が高く設定されていることが多いので、成分を確認してみるのもいいでしょう。
 
 
⑤お酒
焼酎はPH4.5〜7.1と比較的PHは高いです。
ワインはPH3〜3.5程度で、ワインには酒石酸が多く含まれているため低くでていると考えられます。
赤ワインと白ワインについてはPH、糖度共に変わりはないです。
お酒類は意外と糖度も高いので、のむときは長時間のちびちび飲みは控えましょう。
 
 
最後にADA(米国歯科医師会)がまとめた情報を載せて終わりたいと思います。
 
・酸性飲料はできるだけ避けて、ストローなどを使いましょう。
・食事中はできるだけ水を飲み、酸性のものを口にした後は水で口をすすぎましょう。
・嘔吐したあとは水、重曹水、ミルクなどで口をゆすぎましょう。
・ガムを噛むと唾液がよくでるので、酸食をよぼうできます。
・酸性食品をとるときはミルクも一緒に飲むと中和作用があります。
・酸性飲料を摂取した直後の歯磨きは控えましょう。30分〜1時間程度あけるのが良いでしょう。
・柔らかい歯ブラシとフッ素入りの歯磨き粉を使いましょう。
 
 
 
いかがでしたか?🙋‍♂️🙋‍♂️🙋‍♂️
他にもお口の中でわからないことあればいつでもご相談下さいね!
それでは今後とも名古屋みなみ歯科・矯正歯科をよろしくお願い申し上げます。🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️
 

 

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