Information栄養摂取状態よる歯肉への影響
みなさんこんにちは☺️
名古屋みなみ歯科です🍁
秋といえば食欲の秋!
今日は栄養摂取状態における歯肉の影響についてお話します🌟
まず、栄養摂取状態は、歯肉だけではなく全身にも影響します。近年では、タンパク質やビタミン類の摂取量低下と歯の喪失に関連があるとも報告されています✍️
歯肉は、主にタンパク質の1つであるコラーゲンで構成されています。コラーゲンの合成にはビタミンCが必要です。欠乏した場合は歯肉が海綿状になったり、赤く腫れて出血しやすくなったりといった症状があらわれます。
また、コラーゲンの合成に必要な栄養素としては、タンパク質、ビタミンAもあります。
タンパク質は筋肉や結合組織を構成するだけでなく、免疫細胞のはたらきを向上させたり、免疫物質を作り出したりする栄養素でもあります。
したがって、タンパク質の摂取不足が続いて慢性的に低栄養状態にある人は、生体防御反応低下や創傷治癒遅延リスクが高くなるため、歯周組織破壊が進みやすい状態にあり、特に注意後必要です💦
近年、歯の喪失は、タンパク質やビタミン類の摂取量低下と関連することが、多くの疫学調査で報告されています。💡
歯肉の健全性を保つには、炎症や感染をコントロールすることも非常に重要です。🧚🏻
歯周病の病態改善に抗酸化物質の摂取が有効である事も報告されています。具体的には、抗炎症作用のあるオメガ-3系脂肪酸(DHA、EPA)、抗酸化作用のあるフラボノイド、カロテノイドなどの栄養素やそれを含む食品が歯周病のリスクを減少させるのではないかと期待されています💪🏻
歯肉を含めた口腔粘膜は、ターンオーバー(新陳代謝)が早いため、栄養素の欠乏に対する感受性が高いと言えます。✍️
健康的な歯肉の状態を目指すために、プラークコントロールや健康的な噛み合わせが大事なのはもちろんですが、改めて健康的な生活習慣の見直しも大切なのだと感じました😯💡