Information歯の土台
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
みなさん自費の土台って知っていますか?
神経治療をした後に残っている歯の量が
少ないとそのまま被せ物をしても、強度
が足りないのですぐ取れてしまいます。
なので強度や持ちを良くするために、
歯の土台を入れるか直接つくらなければ
いけません💦
方法としては、
① 歯に直接強化型プラスチックの樹脂と金属の
小さいネジのような棒、または強度のある
ガラス繊維の棒を骨組として土台をつくる
② 歯の中を型取りして金属の土台をつくって入れる
③ 歯の中を型取りして強化型のプラスチックの土台をつくって入れる
があります。
当院で保険適応なのが①と②、
保険適応外になるのが③となります。
①と③はお口の中で直接土台を作るか
作らないかの違いでほとんどのメリット
デメリットは変わりません。
①と③のメリットとしては、
✔︎ 歯に優しい
歯の弾力性が同じなので噛む力が
強かったり外からの衝撃があっても、
加わる力が分散され、割れにくい。
もし割れたとしても歯ではなく、
土台が先に割れてくれます。
✔︎ 適合がいい
プラスチックの樹脂と歯は接着制が良く
金属の土台はつくる過程でバリができて
しまうことがあるため多少隙間ができて
しまいます。
✔︎ 金属フリー
金属は時間がたつと金属イオンか溶け出して
歯や歯肉にも色が溶け出してしまいます。
1度金属の土台を入れてしまうと2回目に土台
を入れる時、色が映ってしまった歯の質は
削って除去しないといけないため、結果歯を
多く削ってしまいます。
金属の土台を入れると上に被せる物は金属
のものかジルコニアでないと色が透けてし
まうと言われています。
ですがジルコニアは歯の根本は元々薄さを
薄く作るため金属の色味が出てしまう事が
あるため、せっかく白い綺麗な被せ物を
入れたのに見た目が落ちてしまいます。
デメリットとしては保険適応になるもの
もありますが、自由診療の事が多いので
保険が効かない事があります。
そして②のメリットとしては、
✔︎ 保険が効くので安価
現在金属の中でもパラジウム合金と呼ばれる
保険の被せ物の値段が上がっていますが、
土台に使われる材料のシルバーはそういった
事がなく非常に安価です。
✔︎ 強度がある
金属を100%使われているので強度に
優れています。なので寿命の短い歯も
頑張って持たせてくれる事もあります。
デメリットとしては
・歯より硬い材質なので噛む力が強かったり
衝撃があったら、歯の根っこの方が先に
割れてしまいます。
歯の根っこが割れてしまうと治療しても予後
が悪いため抜歯の対象になってしまいます。
・金属なので経年的に劣化してイオンが溶け
出して歯や歯肉に色を移してしまいます。
・蓄積されると金属アレルギーを発症
してしまいます
金属の土台とプラスチックとガラス繊維
でできた土台のメリット、デメリットを
比べるとやはり歯に優しいのはプラスチックの方です💡
もし神経治療をして土台を入れる事に
なったら参考にしてみてくださいね🙆♀