Information味覚障害のある方への食事のアドバイス
皆さんこんにちは❄️
寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか‥❔⛄️
今日は味覚障害の対応についてご紹介します。
ヒトの味覚は「甘味・酸味・塩味・苦味・うま味」の5味に分けられ、この5味を感じる器官の「味蕾」は舌や軟口蓋に多数存在し、神経を通して脳の中枢に伝わります。
味覚障害とは何らかの原因によって味蕾や神経、脳に異常が起こり、味を感じられなくなる状態をいいます。
主な原因は
①食事によるもの
②加齢によるもの
③薬剤によるもの
が挙げられます。
①食事性味覚障害
主に亜鉛欠乏が原因で、味蕾細胞の機能不全によって味覚障害か引き起こされます。
原因は亜鉛の摂取不足や排泄過剰などが考えられます。
治療方法は亜鉛製剤または食事による亜鉛補給です。
食事は亜鉛を多く含む食品(牡蠣、レバーなど)を摂取する事が重要です。
②加齢による味覚障害
加齢に伴い味に対する感受性が低下すると味覚障害が起こります。特に塩味と苦味、うま味の感受性が低下しやすいと考えられています。
加えて、口腔乾燥や入れ歯の不適合による舌の炎症も味覚障害の原因となります。味を薄く感じる場合は濃いめの味付け(塩分過多に注意!💦)をしたり、酸味(酢、レモン)や香辛料(唐辛子、わさび)を取り入れてみるのもよいです。
③薬剤性味覚障害
味蕾に味物質が届くことが阻害されることや唾液の分泌が抑制されることで味覚障害が引き起こされます。
治療の原則は原因薬剤(降圧薬、抗ヒスタミン薬など)の中断もしくは中止ですが、疾病の治療上容易に中止や変更できない薬剤もあります。その場合は歯科医師や医師に相談のうえ、原因と考えられる薬剤に応じて口腔内乾燥の治療、亜鉛の補充などを試みます。
いかがでしたか❔
まだまだ寒い日が続きますので体調にお気をつけてお過ごしください💦