Information矯正治療での痛み
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
「歯は周りの骨と直接くっついて生えている」
と、思われているかもしれませんが
歯の根の表面には「うすい膜」があります。
矯正装置から歯に力がかかると、
その「膜」の周りから歯の周り
の骨をとかしたり、新しく骨を
つくったりする細胞が現れ、その
結果歯が動きます。
もっと簡単に言うと矯正治療で歯を
動かす事は、歯の根の周りは工事現場
のように造ったり壊したりして歯を
並べていくとイメージしていただくと
わかりやすいかもしれません👷♂️⛏
そしてこのとき生じる炎症や組織の
圧迫による血行が障害されてしまう事に
よって痛みを感じると考えられています。
また、よく矯正相談で
「矯正治療中はずっと痛みがあるのか?」
と質問をいただくことがありますが、
そうではありません🙅♀️
マルチブラケット装置(表側の矯正)で
治療を行う場合、歯の動きが早い方は
当日から痛みを感じることがあります。
ですが、ほとんどの方は当日は通常痛み
はなく、翌日から2〜3日間が痛みの
ピークで徐々に痛みがなくなり、
約1週間後には慣れている事が多いです。
また1ヶ月ごとに装置の調整をした後に
最初の痛みほどではありませんが、
2〜3日痛みを感じる事があります。
痛みの感じ方は人によってさまざま
ですが、矯正治療を行ううえでの痛みの
問題から逃れることは難しいため、
患者さんには痛みに対する心構えを
していただく必要があります。
私は表側と裏側の矯正治療、どちらも
経験していますが、どちらの装置も痛みは
同じくらいで、痛いときはかためのお肉
やチョコレートなどは噛めなかったため、
どうしても付き合いなどがある時は
やわらかそうなものを選んだり、
すごくゆっくり食べるようにしてました💥
痛みというとマイナスな
イメージになってしまいますが、
「歯が動いてどんどん綺麗な
歯並びになっていってるんだ」
とポジティブに考えると痛みとも
うまく向き合えるかもしれません🌞
また痛みが出たときには一時的に痛み止め
を飲んでいただくことも可能ですが、
抗炎症作用により歯の移動が阻害される
可能性もあるため注意が必要です⚠️
わからない事や不安な事がある場合は
一度聞いてみてくださいね😌