がん治療

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がん治療

 

 

こんちには名古屋みなみ歯科です😊

 

 

 

歯科とがん治療は近接的につながりがあります。

 

 

 

まずがんは3人に1人は「がん」で亡くなって

おり、日本の最新がん統計の報告によると、

2018年にがんで亡くなられた方は373584

(男性:218625人、女性:154959)にも

上ります。これは日本人の亡くなられた方の

うちら1/3に該当するのです。

 

 

 

 

高齢化の影響、またがん検診の普及も相まって

がんに罹患する方も増加傾向にあります。

 

実際、2017年に新たに「がん」と診断された方は977393例に上ります(全国がん登録)

 

 

統計学的に日本人であれば一生のうちに男性は

63%、女性で48%が「がん」にかかると計算され

ています。誰もががんになる可能性があり、決して他人事ではありません。

 

 

 

 

がんの中でも「肺がん」「大腸がん」「乳がん」

「胃がん」「子宮がん」は、死亡者数が多く、

またがん検診の効果が科学的にも証明されている

ため、厚生労働省が検診を推奨しており、

「主要五大がん」と言われています。

 

 

 

口腔がんは、疫学的に、全がんのうち、1%程度の

いわゆる「希少がん」に相当する疾患ではあり

ますが、高齢化の影響も相まって疾患患者数は年々増加しています。

 

 

 

このように、がんはもちろん厳しい病気、命に

かかわる病気ではありますが、「不治の病」

ではなくなりつつあります。

 

医学の進歩により、新しい治療法・新薬が開発され、

がん検診の精度も上がり、早期に「がん」を、

みつけることができるようになりました。

 

また治癒が見込めない状態となったとしても、

残された時間をなるべく長く保てるよう「がん」

を抑え、また自分らしく快適に過ごせるよう、

生活を妨げるさまざまな症状を和らげる

医療が提供できるようになりました。

 

 

がん医療の進歩により、がんは今や「治る病気」

「長く共存できる病気」となってきています。

 

 

 

がんが「不死の病」から「治る病気、共存できる病」

になるつれ、がん医療は「ただ治りさえすれば良い」

「命さえ助かれば」という治療ではなく、がん

治療中の生活の質もしっかり維持していく事が

重要視されるようになりました。がん医療の現場

において、がんの進行そのものによる心身の苦痛

や、がん治療に伴う副作用・合併症や後遺障害と

いった、がん患者さんに起こるさまざまな苦痛に

対する支援が、今や必須のものとなりました。

がん治療が、入院から外来主体となっている今、

がん治療だけでその人の生活が塗り固められて

しまうことのないよう、今までの生活を崩さないですむように、ありとあらゆる支援を行います。

 

 

 

 

がん治療に伴う苦痛症状の中には、お口の中に

関連するものが多数あり、がん治療中はもとより

時には治療終了後も様々なトラブルが高頻度で

生じることが知られています。「食べること」

「話すこと」にかかわる口腔の問題は、患者さん

の生活の質に直結するだけだなく、時に円滑な

がん治療の妨げともなります。

 

 

 

 

がん患者さんで起こる口腔関連のトラブルとして、

 

 

○  口腔粘膜炎

 

○ 口腔感染症

 

○ 顎骨壊死

 

○ 口腔乾燥症

 

○ 清掃不良、口臭

 

○ 出血

 

 

 

などがあります。がん治療にらともなう副作用

などによって、口腔に関するさまざまな苦痛症状

が現れます。「お口のせいで」食べられない、

がん治療が進められないということをできる

だけなくすのが私たち歯科の役割です。

 

 

口腔粘膜炎は、がん治療に起こる頻度の高い

副作用です。重症化すると、普段みられる口内炎

とは比べものにならないほど悪化することもあり、

時には苦痛のあまり患者さんの生活の質を大きく

下げ、闘病意欲を減退させてしまいます。

 

 

それだけでなく、潰瘍部分が感染の新入門戸となるために全身感染症の契機となったり、

経口摂取を邪魔して低栄養や脱水を引き起こし

たりと、直接的、間接的にがんの治療を邪魔します。

 

 

重度の口腔粘膜炎が起きると、患者さんの約半数

が抗がん剤の減量や治療スケジュールの変更を

余儀なくされるとの報告もあり、「たかが口腔粘膜炎」と管理を怠ると、がん治療の成否にも

かかわる問題となる事もあります。がん治療の

苦痛を少なくし、安全に行われるために、歯科衛生士による適切な口腔粘膜炎のマネジメントはとても重要になってくるのです。

 

 

 

がん治療の有無に関わらず、お口の中のケアは

全身の健康に大きく関わります。

 

 

 

丁寧なケアで健康寿命が伸びることも報告されています。

 

 

今一度ご自身のセルフケアを見つめ直してみてくださいね💡

 

 

 

 

 

 

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