口唇閉鎖力

Information口唇閉鎖力

口唇閉鎖力

 

 

こんにちは名古屋みなみ歯科です😊

 

 

 

みなさんはお子さんがたべているところを

見たことがありますか?

 

 

 

見たことがないと何が異常かわかりません

 

 

 

 

食事中、鼻呼吸がでかなきと、口唇をとじて

ゆっくり噛むことができません。

 

 

 

そのため「パクパク」食べるように見えたり

「クチャクチャ」などの音を立ててたべる

ようになります。

 

 

またある小学生の担任先生は、「給食を

食べる子が遅い子はみんなパクパク、また

クチャクチャするような食べ方をしている」

と言われます。

 

 

歯科の医療従事者にとっての「お口がぽかん

とあいてる子」は、教師にとっての

「食べるのが遅い子」と一致するのです。

 

 

 

食べるのが遅い児童がどのくらいの割合

でいるのかを聞くと「20名中2名」との

事で小学校1年生では約1割に同じ問題を

持つ児童かまいることがわかりました

 

 

小学校への入学前には、この問題は解決

したいものです

 

 

 

現在、小児において口唇閉鎖不全(お口ぽかん)

がみられる割合は30.7(312で、この

割合は年齢とともに増加しています。

 

 

35歳の保育園児約1200名を対象にした

他の調査でも類似した結果でした。

 

 

 

また口唇閉鎖力について調べた所、49

園児で増加しましたが、以降は緩徐な増加

となりました。

 

 

 

口唇閉鎖力の弱い園児は、不正咬合の

予備群となります。

 

 

たとえば乳前歯は歯の縦の長さ自体が

短いため、口唇閉鎖が、不十分でも、上唇

を少し伸ばしただけで閉鎖し嚥下できますが

永久歯の前歯は歯の長さが長いため、より

上唇を伸ばさなければなりません。

 

 

 

これができず、下唇を巻き込み嚥下する

ことで、上の前歯が外側に傾いた出っ歯

などを引き起こすのです。

 

 

つまり乳歯列期に更新閉鎖力を高める

ことはやはり不正咬合の予防につながる

といえるでしょう

 

 

 

 

お口ぽかんなどの口腔機能発達不全症の

原因は、離乳食の与え方や食物の軟化、

水分にのる流し込み食べなどがありますが

見逃してはいけないのがら、「口遊び」の

機会の減少です。

 

 

 

例えば、口笛を吹くときには口唇や舌を

丸めて微妙に息を吹き出して初めて音が

出るように、「口遊び」を行うためには

口唇やしたをうまくコントロールする必要

があります。

 

 

 

そのためお口がぽかんとあいてしまう

園児はなかなか口笛を吹くことができません

 

 

 

ある先生はお口ぽかんの子の増加の原因は

「くちあそび」の減少だと考えました。

 

 

かつては子供が紙風船やシャボン玉、風車、

吹き戻し、口笛などで遊ぶ様子を見かけました

 

 

「あっかんべ〜」などの顔遊びもその一つ

で、毎日の遊びの中から自然に口腔機能を

高めてきたように思います。

 

 

しかし最近口遊びをする子供をみかけません。

 

 

 

口遊びがへった理由として、

 

 

○ ゴム風船の誤嚥などの危険性

 

シャボン玉液の誤飲などの安全に

 対する過度の警戒

 

「汚い」「汚れる」といった過剰な清潔意向

 

口笛や風船ガムなどの行儀が悪いという

 イメージ

 

ラッパなど近所への騒音問題

 

核家族化による祖父母などの伝承者不在

 

草笛など自然の喪失

 

テレビゲームなど室内遊びの増加に

 よる遊びの変化

 

コロナ禍における感染防止への配慮

 

 

などがあげられ、子供を取り巻く環境の

変化と考えられるように思います。

 

 

 

 

 

口遊びは毎日継続することが大切ですが、

診療室や家庭だけで行うには限界が

ありますが、楽しく集団で競いながら

行うとより続けられるので参考に

してみてくださいね😊

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