Information糖尿病
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
歯周疾患の分類において、喫煙と並んでグレード
(歯周病の進行のリスクを示す)の評価にかかわる
原因要因とされる糖尿病。もはや歯周病と切り
離せない疾患です。糖尿病のコントロールに必要な
食事療法や運動療法には行動変容が必要で、
「頭で分かっていても取り組めない」という
むずかしさがあります。だからこそ、「なぜその
行動がよくないのか(または必要なのか)」を
理解しておくことで、患者さんの大変な生活の
モチベーションを支えることができやはず。。💦
糖尿病は、いったん診断を受けると治る病気ではなく
「コントロール」していく病気と言われています。
血糖値が高くなると、全身の血管や神経にダメージ
を与え、さまざまな合併症につながります。
血糖値はもちろん、血圧、脂質の良好な
コントロール状態を保つため、毎日行う
食事・運動療法は非常に重要です。
血圧を下げるために「何をどれだけ食べるか」だけてなく、「どのように」「いつ」食べるのがいいのか、また他の血糖値に与える原因について解説していきます。
インスリンは膵臓で作られる血糖値を下げる
ホルモンで、インスリンが筋肉など糖分を送り
込むことで、人体は血管に流れ込んだ糖分を
エネルギーとして利用したり、予備に蓄えたりできるようになります。
一方インスリンの働きが悪かったり、分泌量が
足りなかったりすると、運ばれなかった糖分が
血管に残ったままになってしまいます。
長期間血管に残留した糖分は毒性を発揮するようになります。この血管内の糖分の量が血糖値です。
なので食後(2時間まで)の血糖値が急上昇し
(食後高血糖)、またすが元に戻ることを
「血糖値スパイク」といいます。
この著しい血糖値の変動で、食後に急に集中力が
下がったり、強い眠気などを感じる場合があります。
食べ方(早食い)や運動不足も影響します。
この血糖値スパイクを繰り返していると、2型
糖尿病になるリスクが高まり、動脈硬化の進行が
早まると言われています。しかし血糖値スパイク
は健康診断ではわからないことがあります。
健康診断で調べる空腹時血糖値が高くない場合、
1〜2ヶ月の血糖値の平均であるHbA1c値は
それほど上昇しないので見落とされてしまうのです。
また空腹が続くと食事を摂った時の血糖変動が
急激になります。
食事にともなう血糖の変動は、食事内容や食べる時
が、糖尿病の病状や治療内容によって異なります。
食後に血糖値が急上昇、そののちに急降下する
「血糖値スパイク」をどう抑えるかが、糖尿病を
はじめとする生活習慣病予防や、糖尿病進行の
防止の鍵と言われています。自分の食後血糖を
知るのもひとつです。
健診など空腹時にとる血糖値ではなく、ちょうど
食後1〜2時間後くらいに血糖値を測定してみます。
「食後○時間」というのは食べ始めたときからの時間を指します。
同じ食事内容でも、早食いした場合は、
時間をかけて摂取したら場合に比べて食後
血糖が起こりやすくなります。
糖尿病の患者さんの場合、早食いをする
ことで膵臓からのインスリン分泌が
間に合わなくなり、食後の血糖値が急上昇します。
また食事はよく噛んで食べることで、血糖値を
ゆっくり上昇するとともに、満腹中枢が、
刺激されて食べすぎを防止することができます。
逆に早食いをすれば、血糖値は急激に上がり、
満腹感を得られにくくなります。
満腹感を得られるまで早食いをすれば結果的に
過食となり、糖尿病の血糖コントロールを
乱します。
糖尿病の食事療法で、かみごたえのある野菜
などの食物繊維を豊富に取り入れてるのは、
血糖値の上昇を緩やかにするためなのです。
糖尿病予防を始め、早食いをせず
ゆっくり時間をかけて食事をする事は
健康な身体を保つためにもすごく大切
なことになるのでよかったら参考に
してみてくださいね🌟