Informationう蝕
こんにちは名古屋みなみ歯科です😊
お口の中にはいろいろな細菌が生息していますが、
そのうち虫歯の原因菌には
① 酸を産生する能力が高い
② 酸性環境でも平気で生育できる
③ ねばつきの強い基質(不溶性グルカン)を
菌体の周囲に放出し、歯面にガッチリと
固着する能力が高い、という特徴があります。
これらの特徴を全て兼ね備え、高いう蝕
誘発能を有していることから、う蝕原因菌
の代表選手とされているミュータンス菌は
乳幼児の口腔内細菌叢に存在する菌の中で
もっとも研究されている細菌種の一つです。
ミュータンス菌がお口の中で定着する
時期として、2つの「感染の窓」の時期が
提唱されています。
1つ目は生後19〜31ヶ月の間、2つめは
永久歯としてもっとも早く萌出してくる
第一大臼歯の萌出時期(6歳ごろ)です。
ただし、う蝕リスクの高い人ではミュータ
ンス菌の口腔内への定着がより早く起こって
くる可能性があります。
過剰なまでに母子のスキンシップを避ける必要は
ないという考え方が現在では主流となっています。
ただし、生まれてくる子供の口腔内に
できるだけう蝕原因菌を多く繁殖させない
ための工夫をすることは重要なので、家族に
う蝕が多いご一家にお子さんが生まれる場合
には、まず大人の口腔の環境整備の食事習慣
の見直しすすめておくことを推奨します。