Informationブラッシングの正しい知識
酸性の食事をした後のブラッシング
むし歯は、歯の面に定着、増殖したプラーク(デンタルバイオフィルム)中の細菌が発酵性糖質を代謝して酸を産生し、酸の作用によって歯の質のリン酸カルシウム結晶(ヒドロキシアパタイト)からカルシウムイオン、リン酸イオンが溶出し、唾液中に放出される脱灰反応と、唾液の緩衝能によって、phが回復したあと、唾液中のカルシウムイオン、リン酸イオンが歯の質に取り込まれ、ヒドロキシアパタイト結晶が修復される再石灰化反応のバランスが崩れ、脱灰反応が再石灰化反応を上回った時に進行します。
一時、インターネット上などで、「食後の歯磨きは30分待ってからにすべきだ」という記事が流れ、口腔衛生指導の現場が混乱したことがありました。
結論からいえば、「酸性飲食摂取直後に歯を磨いた場合」と「数分間(10~240分)の間隔を開けて歯を磨いた場合」の間に磨耗の程度に有意な差は見られません。
時間を空けることて歯磨きをし忘れてしまったと言われる方もいました💦
インターネットでさまざまな情報が簡単に手に入る便利な世の中ではありますが、全てが正しいわけではありません😯
私たちも患者様に口腔衛生指導をする際は正しい知識をわかりやすく伝えられるように日々勉強しております😌
何か気になる事があれば気兼ねなく相談してください🌸